最近のブレーキ問題でブレーキ系のカスタム依頼が増えています。
ブリッジに穴あけだけで済ます方もいれば、それでは満足されずきちっとケーブルが処理できるダボ類を取り付けカスタムされる方も増えています。
安く済ませるのであれば穴あけだけでも良く十分機能しますが、自分としてのおすすめはダボ類も取り付けてワイヤーもしっかり処理するほうがおすすめです。
ワイヤーの処理にはタイラップで巻く、内蔵加工など多数ありますが、使い勝手と手軽さでダボでアウターを止める手法が一番好みです。
内蔵処理は相談も多く美しいのですが、ワイヤーを通すのに少しコツが必要だったり、それを補うためにパイプをフレーム内に通すのもコストが上がりがち、微々たるものですがその分いらぬ重量が発生したり、レバータッチも悪くなることが多いです。
フレームに穴をあけるので強度は多少落ちます。
内蔵は見た目要素が強い処理法。
そんなこんなで私的一押しはダボ取り付け。
ダボは小さなパーツですが、きちんと個性と実用性がだせる場所。
お好みのダボにアウターをかませ、インナーをビシッと一直線に伸ばせば外装処理も十分に美しい。
内蔵やフルアウターよりもアウターのたわみも少なく、レバータッチに影響が出にくい仕様です。
普通っぽい中にちょっとした工夫を加えるとそれがさりげない個性として生きます。
自分の通勤車の影響か、ダボを二連で取り付けるのが最近人気。
二連にするとワイヤーのラインが多少美しくなります。
一個目の貫通ダボがガイドになり、二個目のダボに真っ直ぐに入るラインを描きます。
これは通常の貫通ダボ&割りダボ。
個性の強いつけ方。
こちらは丸頭の二連。
丸頭ダボは美しいのですが、割りダボに比べ差込深さが浅く、アウターのかかりが浅めです。
二連には浅めの差込を補い、真っ直ぐにラインを描く効果もあります。
一つでも特に問題が生じるわけではありませんが、二連にするとラインがきまります。
コイツは自分の通勤車。
二連だと少しアクセントがつきます。
クラシカルさも多少強調されるかと思ってます。
二連ダボ、Rew10的一押し仕様です。
もちろん掲載以外の手法も相談してみてください、様々な方法があるので各種カスタム承ります。
ダボは個性を出す立派な仕様です。
細かな箇所にもずっと作り込みをしていきたいですね。
小さな小さなダボの玄妙、カスタムついでにいかがでしょうか?