最高な二日間。

 

 

 

 

 

 

 

名古屋サークルズでのWhat a beautiful moment show!から無事帰って参りました。

 

 

こういった類のイベントを形にしてしまうサークルズというお店は魅力的でなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週は夜に来客が集中し、寝不足で疲れがたまり風邪ひいていた自分。

当日の夜中3時にChimChimのzukkyとRew10工房にて待ち合わせ。

寝不足で起きれていないかもしれないからその時は電話でおこしてくださいと伝えておくと、その通りになりzukkyに起こされ少し仏頂面で出発。

 

 

談話をしながらzukkyのイカした車で4時間ほど、到着が早すぎた自分とzukkyは、名古屋城へ観光へ行き時間をつぶす。

戻っても時間が余り、車内で話をしていたらyanakkuが雨の中かっこよく登場し、サークルズ開店。

 

 

 

Tokyo frame builders

 

 

設置されていたテーブルに自転車を並べる。

東京の若めなビルダー三人のコーナー。

 

 

 

 

設置を終え、これからはじまることに胸躍らせる自分ですが、寝不足で少し元気ない自分。

 

そんな最中、去年泊めてくれたsalさんやサークルズのスタッフが集まってくると、寝不足関係なしに火がついて参ります。

 

 

 

 

いつ始まったかわからないほどに、気が付いたらイベントが始まっており懐かしい面々と談話を楽しみながら店内を練り歩きます。

 

 

普通の自転車屋さんではまずお目にかかれないハンドメイドのフレームがわんさか並ぶ変態ショップ。

イベントでなくても十分に面白いお店なわけです。

 

 

 

 

 

 

コゼブース。

 

3階はコゼバッグとwelldoneイノッチのブース。

 

久々の再開ですが、彼女とはやはり自然に話せます。

旦那の悪たれが混ざりながら、 会っていない間の近況を聞くのが面白い。

 

ゆるくゆるく駄菓子屋のような雰囲気でバッグを売っておりました。 

やっぱり変わらずブレないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその奥にKyutaipaintロゴの入ったドア。

田中氏の塗装実演が始まるということで潜入。

 

  

 

終始楽しそうな田中氏。

 

 

ハンドメイド自転車の伝道師と勝手に呼ばせてもらってる、ハンドメイド自転車ヲタクの田中氏。

 

実際に数々のビルダーたちに会ってきた体験談などを話し始めると、雄弁ぶりがハンパではありません。

 

彼は手仕事を愛し、敬意を払ってくれて、そして自らも塗装をすることでその世界の奥深さを知ろうとしています。

 

 

その素晴らしさを人に伝え、自転車の素晴らしさを少し深く認識してもらうようなハンドメイドなイベント。

 

 

 

 

 

 

下地吹き開始。

 

 

下地を丁寧に吹く。

 

 

惜しげなくパシャパシャ写真を撮らせてくれる。

人の作業場では邪魔にならないようにするのが通例だけど、邪魔になりまくりなギャラリー多数。

それでも素晴らしい塗装を披露してくれました。

 

 

 

塗装を終えれば、再度熱弁。

この人はどれほど話の引き出しを持っているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして自分はビルド作業を少しだけ体験していただくといった催しをやらせていただきました。

 

自分はおしえるのは嫌いではありませんが、機会がないとその機会がない。

切ってきた細い鉄の丸棒をつなぎ合わせ、ミニフレームを作ってもらった。

 

 

皆さん溶接はやったこともなく、鉄がくっつく様を興味深く見て感じて、小さなフレームを作る。

 

 

 

 

 

 

少しビビる女。

 

 

チエちゃんも興味ありそうだったのでやらせる。

少しビビッていたけどやり方おしえればつけれる。

 

その後、先日シクロ納車したt2yくん、去年の同イベントでオーダーしてくれたK氏、女性も二人、その他会場にいらしてくれた方々にミニフレーム作りを指導。

 

 

 

皆さん、きちんと形にできました。

ここで体験したいただいた作業は、ほんのごく僅かフレームビルドに通じます。

やっていただいた作業の他に精度をだしたり、薄いパイプとの歪みと闘ったり、とんでもなく手間のかかるヤスリがけ、その他諸々々々...をしています。

実際の製作作業の手間や難易度は今回の体験とは桁違いですが、物凄く簡単に言えば自転車フレームはそうやってできています。

 

どうか体験したことを忘れず、自転車と付き合ってみてください。

 

 

 

普通のフレームだっておしえればきっと作れます。

ただし、お客さんが乗る売り物を作るのは訳が違い、それなりの経験と技術を要します。 

 

工房では何人か実際の作業をおしえてますが、もう少し公にビルド教室をやっても良いのかな、なんて思いました。

みなさん凄い楽しそうなのを見てるとこっちも楽しい。

でもイベント企画苦手なので、いつになるのか実際やるのかは不明。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてサンタクルズからはるばるやってきてくれた、背の高いビルダーのRick Hunterさん。

 

彼のフレームはシンプルながらもきちんと個性があり、素晴らしくクールでかっこいい。

 

そんな彼がロウ付けを披露してくれる。

今回のメインイベント。

こんな機会は絶対にない。

 

このイベントに来て良かったと思える瞬間。

胸が高鳴ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボンベやトーチなど彼が普段使っている機材とは異なるので、感触をじっくりと確かめる。

ギャラリーは多いが彼は動じない、自信があるのだろう。

 

 

 

 

点火して火加減を確かめ、熱量を体で感じているように見えた。

 

 

 

 

そしてモノを炙り始める。

フラックスをまずなじませる。

 

 

 

 

 

 

ロウを差し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Rick Hunter

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じっくりとゆっくりと、慎重に丁寧に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凄いゆるい、良くリラックスして見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりではあるが温度見る目が流石。

フラックスを絶対に焦がさない温度を常にキープしてる。

ただ慎重なだけではない素晴らしい火の扱いが見て取れる。

 

 

 

 

火は早いほど良いなどと言われているが、彼の自転車がサークルズの常連さんに多く愛されているのを見ていて言わずとも結果がでてる、そんなセオリーどうでもいい。

ゆっくりと火を入れるのも大正解だと言うのを、無言ながら教えてくれている。

よく言われるセオリーなんかより、自分のやり方を信じろ。と言われているようだった、ありがとうRickさん。 

 

 

 

 

 

 

無心になりたくても、そんなことを考えてしまっていた間に終わってしまった。

 

 

 

彼は素晴らしい職人さんだということが、この短い間で感じることができた。

英語話せないけど、人柄も良すぎなのが伝わってくる。

つたない英語で話しましたがもっともっと話したい、2日あっても足りないと思えど、悲しいことに英語話せない。

作ること以外に人生観などもいっぱい聞きたかったが残念です。

英語習おうかな...

 

 

 

 

 

 

 

 

その他、体験で作ってくれたミニフレームを塗装したり、おいしいカレーを一日に二回も食べたり、書ききれないほどに楽しいイベントでした。

最初からあまり考えてませんでしたが、自分のフレームの営業的活動などすっかり頭の中からなくなっているほどに楽しめました。

 

 

とにかく名古屋の方々の良い雰囲気がうらやましくなってしまう、最高の二日間でございました。

ありがとうございました。

 

その他画像はflickrにて。 

 

 

 

田中さん、もちろんまた来年ですよね?

 

 

 

 

 

 

ps.来月頭は古美術上田にてコゼバッグxRew10の展示会です。

こちらも楽しくお待ちしてます。

 

 

 

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