昨日、納車をした一台です。
その他写真はflickrにて。
自分の使っている通勤車にインスピレーションを感じていただき、こういった自転車に仕上がりました。
まったり楽しまれるということで、それらしくなるようにジオメトリーを構築したまったりと安定感のあるフレームです。
今回、パーツセレクトをお任せいただきましたが、道具としては一番リアルな中堅クラスのパーツで組み付けました。
タイヤ、サドル、グリップをブラウンで合わせて大人っぽい雰囲気に。
その他パーツは比較的リーズナブルながらも気の利いたようなモノを選ばせて頂きました。
雨の日はあまり乗られないということで、Rew10一押しのフロント140mmディスクは省略となりました。
普段使いの道具としてはさりげなく、良くまとまったと感じる私的ドツボ。自分が乗りたいぐらい。
変に凝るよりも、非常にさりげなくまとまった良い一例です。
シンプルでジワジワくるような一台をご所望の方は参考になさってください。
シンプルに仕上げたこの一台は、現在の状態は一言で言えばコミューターバイク。
基本的に街中移動のために乗られると相談をお受けし製作しました。
この自転車の優れ所は、どうとでも組めるという事。
現状はダブルレバー装備、ハンドルはSimworksのGetaroundbar。
いわゆるコミューター的に組んでます。
勿論手元変速も取り付け可。
ドロップハンドルをつければホイールベース長めなロードバイクに。
タイヤクリアランスが比較的多いので、Dirtroadとしても楽しめます。
ブロックタイヤも履けるので、簡易シクロ的乗り方もできます。
泥除けやキャリアダボも装備、充分なタイヤクリアランスは泥除け装備にも一役買うわけです。
700x35cでも泥除け取り付け可、ツーリング車としてのポテンシャルも秘めています。
トラックエンドに後付けのディレイラータブを付けているので、シングル車にもなる。
こういった汎用性も、様々な車種を得意としているRew10の特徴の一つかと思ってます。
とってつけた汎用性ではなく、さりげなくある汎用性。
シンプルに使いやすく、乗り手の好きなように扱える。
ミックス車種は様々な車種の知識が必要になりますが、車種を問わない手広い守備範囲で良いミックス感をだせるように毎回提案させてもらってます。
ライフスタイルのための自転車はRew10が一番得意とする分野でして、それなりの自信を持っております。
過去に経験したメッセンジャー業務、現在進行形の自転車通勤などで自ら感じたことを生かしています。
まわりの友人知人たちも現役メッセンジャー等、ストリートのど真ん中でペダルを踏むサイクリストが多いので彼等の声を直に聞いて、製作に反映してます。
末端ユーザーの声を聞いて製作できるのがビルダーであり、現場に近いうちの強みでもあります。
レースでの性能と、普段使いの性能は自分からすれば別次元。
パイプセレクト、剛性・強度・重量の関係、パーツ構成、各部ディテール、雰囲気の出し方、細かいところで性能の出し方が異なります。
こういったストリート寄りな普段使いの性能は独自の考え方であみだしたモノであり、Rew10の持ち味とも言えます。
普段使いの性能を追い求めた自転車、普段のライフスタイルの中で使っていただくと良さが最高に引き出せます。
個々のライフスタイルにぴったりとあわせる、これができるのがカスタムビルド。
作り方、乗り方は自由。
基本・セオリー、乗り手の要望を尊重しつつ、意味のある良い型破りを考えるのがRew10のビルド。
自転車は好きなように楽しめば良いのです。