鑢がけでは無く、火を入れる最中におおよそのアールを作りあげていくのが自分のロウ付け。
鑢はアールの微調整と細かな凹凸を整えるのに使う。
ロウ付けを綺麗にきめれば、フィレットが美麗になるし削る手間も省ける。
研磨がスムーズなように凹凸少なく、溶接際のラインを均一に。
熱の加減、炙る時間、自分なりのさじ加減がある。
負荷のかかる箇所、軽くできる箇所、盛り具合もそれぞれ個々に異なる。
フラックスを透き通らせ艶やかに、黒く焦がさぬように気をはらう。
気付かれない程度だが、個性がでる大事な場所。
そのうちフィレット研磨の要らないロウ付けをしてみたい。
そんな事は無理かもしれないが、目指してはみよう。
研磨が無ければどんなに楽なことか。
技術は求めるほどに身に付く事でしょう。
技の追求は深いほど楽しい気がする。