恒例の谷中のアレが近づいています。
今週末の土日、6日11時~19時、7日は11時~18時となっております。
場所はいつも通り古美術上田。
千駄木3-41-12、洋食マロを目指せといった感じです。
一応展示受注会と銘打っておりますが、それはコゼバッグのみの意味合いが強く、Rew10は予約要らない交流会的なものです。
話しだけ聞きたい方、普通にご予約いただいても良いですが、敷居高く感じてらっしゃるようでしたらこの受注会がチャンスです。
この受注会のため、6日・7日は工房不在ですのでご注意ください。
そして4月4日木曜日と、4月8日月曜日を勝手ながら休業させていただきます。
今週木曜日休業分の振替で11日第2木曜日は営業致します。
例の朽ちない相棒が完成。
すでにこれで通勤を開始しておりまして、形だけの展示物ということではなく、日常使用しているしっかりと乗れるモノとして受注会にて展示致します。
どうも展示のための自転車を作るってのが苦手。
隆天號はストリートクルーザーといった車種。
ツーリング車でもなく、MTBでもなく、もちろんロードバイクでもない。
いわば実用車、コミューターバイク的要素が強い。
日常使用低速巡航市街地用、重量はあるがその分強度もあり、まったりしっかりと安定し快適性と利便性を追従した車種となります。
軽量・剛性、そればかりが自転車の性能ではない。
日々の足として使っている方には他に大事な性能が多々あります。
自転車の素材特性から仕方がないけど、経年変化などというものは基本的に皆無な自転車業界。
軽量を優先させると経年変化がある素材は基本的に使えない。
鉄の錆、真鍮や銅の緑青を色濃く打ち出した一台。
自分が手を施した箇所は一切コーティングをしていない。
一分一秒を争うわけでもない日常使用の自転車においては、こういった自転車の在り方もある。
ディテールに関しては今回ブログでは語りません。
作り込みは満載ですが、それを感じていただけなければ考えのベクトルが異なるだけ。
見て感じてください。
この質感はきっと写真ではいまいち伝わらないでしょう。
その実車の細部と詳細は、是非会場でお楽しみください。