日々様々な事でお悩みの方が修理改造のご相談をくださいます。
可能な限り加工させていただいてます。
こちらは最近親しくさせていただいている某老舗店さんからのご依頼のネジ再生。
尊敬する老舗さんからのご依頼は燃えますが、あちらの評判を落とさないようにと考えると必死になります。
どうも写真を撮るのは忘れがちで元の写真はありませんが、ボソボソになってしまっていたネジ山に強度強めのロウを盛り再生してます。
真鍮なので鉄よりはネジ強度は多少落ちますが、精度良くネジ山をたてれば使用上問題ないレベルにするには十分。
緩み止めのスリットも当然切ってます。
こちらはご遠方からご依頼の某〇○ングスタ。
このフレームはかなりの台数を加工しているので細部まで構造を熟知してます。
縦方向に強く扁平しているので、正直Vブレーキを付けるとたわみが強いです。
たわみが強いとどうなるかを説明、ご理解いただければ加工です。
元々ステー幅が狭いので、通常のように台座つけてしまうと動作しません。
ただ付けるには隙間が大きすぎるので、補強板を兼ねてロウ付け部内部に仕込む。
ただ下手に付けてしまうと台座精度及びパイプが狂います。
出目金的な少しゴリ押し感のあるルックスにはなってしまいますが、パイプたわみはあるものの通常使用できます。
このフレームで同じ加工も3~4本目。
もはや手馴れています。
こちらは某大メーカーさんのRN〇3。
もとはTIG溶接での接合ですが、お客様のご要望でロウ盛りフィレットをかけてます。
ヘッドまわり、シートまわりをフィレット、その他箇所はサービスでセクシーに仕上げました。
ステムとフォークは当工房製をオーダーくださって装着です。
塗装は隣の敏腕塗装工にてレッドクリア。
この手の色はおおよそ口頭でニュアンスのみで伝えますが、見事は発色に仕上げてくれました。
クリア系は徐々に錆も生じてきますが、味として楽しめるというご理解があればこんな仕上げも可能です。
写真を送ってくださいました。
パーツセレクトの普通感がリアルで良し。
この方は見ての通り靴好きで、加工相談時にブーツ談義ばかりしておりました。
この手の趣向をお持ちでそのまま自転車に乗ってしまう方は少ないので新鮮です。
それはビンディングや自転車靴のほうが漕ぎやすいですが、街乗りに関しては普段履きしている靴そのままで乗るのを好みます。
さりげなく生活に適合する自転車は自然にライフスタイルに溶け込みます。
自分も毎日通勤30km弱、ワークブーツでガシガシ踏んでます。
仕事もプライベートもワークウェアが基本。
プライベートで着て汚れてきたりくたびれてきたら仕事着に。
自分はこんな綺麗に靴は並べられずラフで、表層は違えど似たような生活感なのかもしれません。
各種修理対応承ってます。
台数増やすのは簡単でも減らすのは大変だったりする自転車。
何か新しい事をお求めのその時、お手持ち自転車の改造で済むかもしれません。
なんでもできるわけではありませんが、鉄フレームならばかなり幅広い工作をしております。
今までかなりの数の修理改造を経験して様々な事例に対応してます。
普段製作している工房だからしっかり修理ができます。
修理をして会得できた製作技術もあります。
なにかあればご相談ください。
修繕しながら使い続けるってのがなんとも好きです。
モノを大切に。