昨日申し上げた通り、ワイヤー制御を好みます。
ディスクブレーキも好物で、油圧のタッチと制動力の素晴らしさは良く理解しているのですが、劣っているとわかっていながら自分で使うのはワイヤー引きばかり。
主に通勤ばかりの自分には手軽で適していますし、ワイヤー引いて動くという原始的な構造での地道な機材進化に何故だか惹かれます。
昨今の油圧や電動の流れにも興味はありますが、自分で使う目的となると縁がなさそうです。
そんなディスクの使いたくなる新型があったので、かなり久々に私物パーツを購入しました。
いままで片側しかピストンが動かないのが機械式の宿命でしたが 、TRPがやってくれました。
対向ピストンの機械式。
機械式ディスクには目が無い自分には嬉しいパーツであります。
手でクイクイやると、見事に両側のピストンが動きます。
早速、各部軽くバラし内部構造を理解、シンプルな構造で好感触です。
機械式はのボテッとしたキャリパーが多いですが、こいつはかなり小さい。
シリンダー内部はなんか面倒だったので深追いしませんでしたが、今までのはなんだったのだと思えるぐらいの薄さで動作を成功させている。
その薄さ分軽さも感じます。
機械式はやはり特性から油圧の下に位置付けされるので、どのメーカーもなんとなく本気になってない感があり、どれも基本構造は似たような感じで安っぽいものも目立つ。
今回のも凄い本気感は無いものの、構造自体に大きな変化があるので良いフィーリングを期待してます。
片側動作ゆえブレーキかける度にローターが歪むという、永く諦めかけていた宿命ともやっとおさらばできるかと思うと感無量です。
さて、私物をいじっているのはお客様に申し訳ないので、業務時間外で時間を作り組み付けするとします。
本日これから宿泊覚悟でネジカスタムもしながら楽しんでみようかと。
すぐ終われば良いが、やってみないとわからないってやつです。
これでレバータッチも良かったりして使ってよければ最高ですが...感触は後日に気が向けばということで。