そのままでも適当に悪くは無いマシなカットのラグ、しかしカットせず使うなど期待してくださっているお客様に申し訳がないのでありえない。
人によっては気付きもしないような微妙な変化ではあるかもしれないが、当然ながら欠かすことができない作業。
初期にやっていたゴテゴテ飾りラグより、シンプルな中での表現のほうが遥かに難しいと感じる昨今。
シンプルゆえに出せる個性が限られる中での試行錯誤が面白い。
主張が少ないが余計なものが削ぎ落とされた小さなラグがクドくなく私的好み。
しっかりロウを回せば接合面が小さくともしっかりと接合でき、熱量も少なく済む。
ついでにごく僅か軽量化もできる。
他の箇所にも何かしらの細かな理を積み上げた製作を探究したい。
手間がかかってる工作と難しい工作は異なります。
ラグカットの玄妙は突き詰め甲斐があります。
よく見ると様々な個性が込められているものですよ。