Rew10は実用性の高い道具を作るという事をモットーにビルドを行っております。
今回出来上がった熱血バイクポロプレイヤーのTommyの弐號機もそれが色濃い一台。
ガツガツ使って傷だらけになるし、綺麗なものなんて求めないということでフィレット研磨もしていない。
ヤスリは一切入れず、汚れとり程度に荒目のペーパーを当てただけ。
綺麗に作るだけがフレームビルドでない。
超美麗なものは除きますが、普通に綺麗なものなら手間かければだれでもできる、独自の旨味をどう出すかが個性であり面白いところ。
彼は一見乱雑ですがマシンに対する思いが強くマシンの考え方も変化する。
今までのように修正もするかもしれないということで、修正がしやすいように塗装等のフィニッシュも一切せず納車。
錆びてきたら黒錆にし、 錆の進行もとめておく。
Tommyの要望に合わせた超個性的なジオメトリー。
こちらのアドリブをかなり入れた前回より進化版のローターガード。
がっつりタスネスな各部。
この一台にはデザインなんてものは一切ありません。
必要な性能や理を追求していった結果に付いてくる造詣、うちの持ち味を最大限に生かした一台。
Tommyもその持ち味をよく理解してくれています。
ユーザーさんに合わせた一台を追求するのはいつもながら燃えます。
いつもより仕上げを妥協しただの汚いとか言わないでくださいね、今回はわざとしてませんから。