研磨だけでなく火を入れる最中から形を作る。
畝を作るロウ付けよりも後の鑢がけが非常にスムーズ。
フラックスは黒く焦がしたら負け、透き通ったままを保つべし。
ピンホールを発生させないようにも気を払う、巣なくしっかり強靭に接合。
仕事は綺麗なだけでなく、極力段取り良く確実に。
本付けは自分だけの時間の夜中が調子良い気がします。
これが終われば果てしなく長く地道な研磨。
いくら火でスムーズに出来てもやはり大変。
身を削りながらもコツコツ地味な、自分の人生そのまま。
火で命を吹き込み、磨いて磨いて魂をのせていく。
こうして出来上がっていくロウ付けのフレームがなんとも好きなんです。
毎回毎回、作らせていただき本当に有難い。
今回も絶対気に入ってもらいます。