必要不可欠。

 

 

 

 

 

 

気に入ってる愛車の写真を撮ってみたのでついでに小話を。 

 

活躍中の愛車。

 

 

我が人生に欠かせぬものとなった現在の愛車。

コイツとは生涯付き合える。

 

 

これまでの自転車との永き付き合いの中、乗る自転車を一台に絞れているのは初めて。

これが愛好家にとってはなかなか難しい、おかげで我が家の場所をとりません。

 

我が家は自転車だらけじゃないのかと推測されお客さんとよく話しますが、意外にもこれ一台しかありません。

自宅にある自転車系の私物といえば、この愛車と工具とチューブぐらいで他は何も無し。

自転車は大好きですが、ずっと変わらず乗れっていられるというと行きついたのがこれだけ。

やっと乗るモノを絞ることが出来ました。 

 

 

 

少々重い愛車ですが、 のらりくらりとゆったりペースで踏むには全く問題なく快適そのもの。

 

以前乗っていた愛車が車重15kg、コイツは20kg超級のヘビー級。

 レーシング用途での6kgと10kgはかなり違いますが、ゆったり速度においての15kgと20kgの差はさほど気にならない。

以前の愛車からジオメトリーを自分のライフスタイルにより強く適合させたので、むしろ現在の愛車のほうが快適。

ロードバイクのように高速走行は出来ませんが、低速域では滑るように走ってくれます。

 

東京の道路状況は危険で、速度が上がると当然事故率も飛躍的にあがります。

一人での経営なので事故など起こして怪我でもしたら洒落にならない。

メッセンジャー業務を無事故で終えられた経験も生かしつつ、リラックスしてゆったり走行。

ヒヤリとする場面もありません。

 

 

ある程度以上スピードが出ない自転車に乗るのも理由があり、事故率を下げるための自分なりの責任。

低速域に特化させるというのも我が通勤には欠かせぬ性能ということになります。

 

 

 

 

 

この愛車は試作機でもあり、試したい未知の製作を日々自ら乗って試験しています。

 

ゆったりだろうとサイクリストの端くれ、荒天でも関係なく乗って酷使。

 

 

春になれば2年になりますが、各部機関すこぶる快調で大きな問題も無く乗れています。

コールテン鋼という特殊素材も、真鍮削り出しのステムやヘッドパーツ等々も、全く問題なく調子良い。

 

毎日の通勤路が往復で29kmほど。

少なく見ても週5日は乗って約145km、毎月で約580km、一年で約7000kmにもなる。

週6日以上乗っている事も多いので、実際はもっと乗っている。 

すでに十分乗ってきたと言えましょう、試した製作は自信を持ってお客様に提供できます。

 

 

 

 

 

活躍中の愛車。

 

 

パンク以外に不具合があった箇所と言えばキャリアの試作レール枠ぐらい。

製法と素材を試してみたく、このキャリアに一部りん銅ロウ接をした真鍮レールをねじ止めしていました。

駐輪時に何度か倒したりしてしまった際にレールのみ少しずつ曲がっていき、真鍮は長尺の構造体にはやはり向かない素材であるというのも試して認識。

 

ある程度想像は出来ても実際に試すことは大事です。

ステムなど短いものや、ヘッドパーツなど、その他真鍮箇所は全く問題ありません。

 

 

 

曲がったままも使えますがイベント参加の際に枠をとっぱらい、写真の仕様に変えました。

 

以前からストックしていたココボロの板が使わずにもったいなかったのでなんとなく取付。

あったものを使ったり、イベントに間に合わすため急いだのでなんか浮いた洒落感。

 

全体と合っていない感、あまり気にいっていない。

もっと野暮ったくて粗野で無骨で重厚でデカいキャリアが良い、時間出来たら退化させます。

ベルトドライブの規格合わせで致し方ない、4ピンのクランクもかなり気に入らないのでなんとかしたい。 

 

でも自分のは後回し、お客さんが優先。

いつになるかわかりませんが、製作がうまく捗った暁にカスタムします。

 

 

 

 

必要不可欠な試験と必要不可欠な愛車の小話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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