涼しくなりましたが、まだまだ乗車時にバッグ等を背負うと汗だくになる季節。
冬でも背負ってると汗かきますがこの季節は特に不快でなりません。
そんな不快感を防ぐには自転車にラックやキャリアを装備、自転車にバッグ等を持ってもらうと非常に快適に乗れます。
我が通勤車にもデカいキャリアついてますが、もうこれががない自転車通勤など考えられない。
自分はレザーのバッグかつ手持ち中身が多く重いので、背負っていたら肩もこるしなおさら。
お客様からキャリアをつけたいとご相談をお受けしたSteamroller。
取り付けたいキャリアはSIMWORKSのPotluck。
市販品のアダプターなどを駆使してもつかなくないですが、しっかり堅牢かつすっきり付けたいという事でご依頼を受けました。
キャリア等をかなり良い塩梅の位置に綺麗に設置するとなるとなかなかうまくいかないもの。
こういったカスタムを得意としているうちの出番であります。
キャリア現物もお預りしたので、タイヤ等のクリアランスやキャリア上面の角度を良い位置に確保しつつ、差込式のラグ形状のエンドのエッジに極力かぶらないように設置。
しっかりとロウを盛りつけておいたので、荷物をしっかりと保持してくれることでしょう。
キャリアダボ設置だけでは保持出来ないので、上部の止め手法もご相談を受けました。
カンチ台座のマウントはキャリアに付いてますが、今回の自転車にわざわざ台座を設置するのも違うという事でお客様と自分とで意見が一致。
そこでステンレスで板型専用ステーも製作。
元々タイヤとのクリアランスが多くはないので、キャリパーブレーキの動作を妨げないかつタイヤにも干渉しない位置関係に曲げていくのに気を払いました。
キャリア側の止めネジはタイヤついていても増し締め等が出来るように、六角頭ボルトにて固定。
諸々の位置関係を考え、ここしかないというラインで曲げ。
ただくっつけるだけでなく、少々考えて取り付けをすると納まりの良さや強度などがとても良く仕上がります。
取り付ける現物パーツが揃っていないと詳細位置は追い込めませんが、改造の際にパーツをお預けくだされば取付チェックをしながらの施工も可能です。
フレーム製作や修理のみならず、こういったカスタムもお受けしております。
なんでも出来るわけではないのですが、鉄の加工ならかなりの事が叶いますのでお困りの方はまずご相談ください。