REW10WORKSはワタクシ隆天のたった一人で経営し製作しております。
一人でも限界を感じなければ行けるところまで行けるのかもしれませんが、進めるスピード・持てる技術・個性の幅は己一人分になります。
当工房では鉄の自転車フレームを主に作っていますが、それ以外の自転車やその他プロダクトも好きだし興味もあります。
自転車で言えばクロモリ以外のカーボンフレームも好きですし、チタンもアルミも好きで其々異なる良さがあります。
REW10が最も個性を発揮できる素材は鉄であると強く確信がありますので、専門的に追求すべきは鉄。薬味に真鍮です。
我が愛車の市街地用通勤車は自分の趣向とライフスタイルにとって理想に近いものだけど、あくまで自分にとってと言う事で勿論すべての人には当てはまらない。
市街地用の自転車だけでなくレーシング用もその他用途も好きだし興味もあるので、出来る限り探究はしていく。
色々生み出したいものはあるのですが、自分一人ごときの力では牛歩の如く。
頂戴したご依頼を進める事で手一杯。
一度某雑誌さんで紹介されたのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、天天天(サンテン)というプロジェクトを進めています。
たまたま良きお声を頂戴したので、REW10のみでは行けない領域を目指し限界を己で設定せず邁進してみようかと考えて参加しています。
このプロジェクトでREW10と同じものを作るつもりは毛頭ありませんが、関わる以上はREW10テイストも少し香ることでしょう。
プロジェクトにご協力くださる予定にはDMM.makeさん内の方々がいらっしゃいます。
何度か打ち合わせにお邪魔する度に、快くご対応くださりお話も興味深い。
これは公開して良いという試作品。
3Dプリンタで生み出された複雑なチタンパーツ。
実際手に取ってただ圧巻、驚愕。
手作業オンリーのアナログ鉄工所親父にはとてもできぬ造形。
形になった自転車も見せていただきました。
流石、以前の試作よりも非常に良い仕上がりになってます。
ただ形として造形されたものではなく、実測7kgジャストで見た目よりも持った感触は非常に軽い。
肉厚などもかかる強度を考慮してしっかり開発された模様。
実走行も勿論全く問題ないとの事。
曲面がほぼなく多面体で出来ているのが面白い。
こういったものが3Dプリンタで出来るとは以前まで知らなかったし、自分では考えも出来なければ技術面でも製作不能。
製作現場は秋葉原のオフィスビル内、今の時代というのはこういったものなのか。
開発秘話なども聞いてしまうと行きつくまでの苦労も凄まじく、ただただ良い意味で呆れるほどに畏敬の念を抱きます。
こういった革新的な技術と組み合わさったらどうなることでしょう。
どう進むかは全くわかりませんが、出来る事を最大限で進んでみます。