ご好評いただきバックオーダー多数のREW10製バングル。
以前も紹介させていただいた通り、バングルにつきましては受注時及び納品時に採寸調整が必須のため対面のみ販売させていただいております。
サンプルや納品済の写真も増えてきましたので紹介します。
こちらはステンレス素材単体、燻し仕様。
コストは抑えられますが、質感及び経年変化を楽しめるのは一素材のみ。
勿論、燻し無しもできます。
これは以前自分が使用していたサンプル。
この仕事を初めてから摂取しすぎたのか、銅系金属の軽度アレルギーになってしまいました。
はじめに製作したバングルは真鍮無垢でした。
真鍮無垢だと夏場のみアレルギー反応で痒くなったり、手首が緑青で青黒くなるので、それらを防ぐため直接真鍮が肌に触れないように考慮したものです。
自ら使ってもいないものをお売りするのは説得力に欠けるので、自分でも快適にどうにか使えるようにしたのが内側ステンレス仕様。
ステンレスに真鍮をロウ付けして仕上げたもの。
単体素材に比べロウ付けや仕上げなどの工程が激増、かかる手間は倍どころではありません。
ステンレスには真鍮ロウ付けがやりにくいのもあります。
仕事でもプライベートでも数年間ハードに使用していたので、立っていた角も丸くなり傷だらけです。
こちらはステンレスの六角に一面のみ真鍮をのせ燻したもの。
肌に触れる部分はステンレスなので手首が青黒くなることもありません。
擦れてくると燻しの奥からステンレス素地銀色が出てきます。
真鍮の変化も一緒に楽しめます。
写真では質感がわかりにくいですが、無骨な青黒さと真鍮の金色がなんとも格好良い。
こちらは以前試しで製作した現在使用中の私物サンプル。
鉄xステンレスx真鍮、三素材掛け合わせの欲張りな仕様。
かかる手間もさらに増加。
やはり当工房の主な素材は鉄。
以前に鉄単体で作って試したのですが、当然ながら肌に触れる内側が凄く錆びました。
でも外側はまるで大丈夫でしたが鉄単体はボツ案、予想は出来ても実際試すのは非常に大事。
何か問題を抱えるモノはお客様にお出ししないのが信条、試行錯誤したのが写真の三素材ハイブリッド。
やはり内側はステンレスが一番良い。
出来た当初は鉄素地の銀色のままで使用。
数か月ずっと風呂入る時も寝るときも如何なる場合でも全く気を使わずつけぱなっしでしたが一向に錆びず。
錆が発生する前にすべて研磨されてしまうような効果がありずっと綺麗。
錆を嗜みたくて作った一品、痺れを切らせて人工的に錆びさせてから使う事に。
すぐに研磨されては面白くないので厚めに錆びを付けました。
写真がこの状態。
この状態からどう変化するかは自ら試したいと思います。
これらバングルに付きましては、直に工房にて受注時に採寸、納品時にご試着いただき微調整が必須です。
普通では調整不可なぐらい固く超高耐久で無骨、シンプルで素材感重視の当工房製の堅牢バングル。
是非ライフスタイルのお供にどうぞ。