旧輪界の名品のTANGE SWITCH BLADE。
自分も好きで一本所有しておりますが、今は使わず工房に鎮座。
そのスイッチブレードをカスタムさせていただきました。
コラムが無かったのでコラムだけの製作です。
このクラウンが1インチコラムなら良いですが、1-1/8コラムを組み合わすと少々相性悪い部分もあり一工夫必要です。
その部分はニッチ過ぎるので簡単な紹介のみで詳細内容は割愛しますが、わかる人はわかると思います。
脱落防止のスナップリングを付ける溝もきちっと旋盤加工で彫り、安全性はきちんと確保。
そうすると下玉装着のレース部分がなんとも作り難くなりますが、真鍮削り出しにて一品製作したパーツで解決しました。
シンプルな構造でクラウンを上下からしっかり固定せねばならないわけです。
下玉押しを圧入することで、ビシッとピッタリフィットするワンオフパーツ。
装着すればもうガッチリとした固定感。
アクセント的にも真鍮がさりげない存在感を香らせます。
以前よりお世話になっているオーナー様の愛車。
このスイッチブレードが搭載された姿も楽しみにしています。