恒例イベントでもいつも力を貸してくれているコナクック旦那の愛用鍵。
数年前に作ったキーカバーも真鍮部分が減ってきて、ちぎれて落としてしまわないか心配と直しの相談を受けました。
自分が5年以上は使っているキーカバーは多少減りは見えるものの、全く気にしないぐらい残ってるのですが、今回預かった奴のカバーは何故だか劣化が早め。
奴はしばしば磨いたりしてモノを愛し非常に大事にする男なのですが、穴部分などは当然磨いていないだろうけども、カバー以外なんでも消耗早めの傾向があり、味が出るのも早い。
対して自分は出来上がってしまえば特に必要でなければ特に磨きもしない放置状態、特に気を使うことも何もしておらず、同じく毎日使ってますが何故か減りが少ない。反面味わい出るのが遅い。
使う上での動きの違いか何かか、不思議なものです。
勿論直します。
このユーザーさんが使ってこの期間このレベルまで劣化があるというのは、修理を受ける段階で確実なデータとして毎度毎度モノが語ってくれます。
自転車の修理同様になんでも言えますが、ただ元に戻す修理という事だけでは同じ期間で再発するのは目に見えます。
今回のケースにおいてもうちの仕事としてもそれだけでは足りないので、更なる強化をしつつの修繕。
ステンレスパイプを楕円につぶして、銀ロウで真鍮カバーと接合しました。
ステンレスなら真鍮よりも摩耗に強いので、穴部分の強度は数倍に至っていると思います。
綺麗にし過ぎてしまっても味気ないので少々荒仕上げですが、奴ならばすぐにまた味わい深くなることでしょう。
うちの商品は直せるものが多いです。
自転車は勿論の事、アクセサリー関連も今回のように修繕できます。
アパレル関連はTシャツなどはリペアするよりも新調したほうが理に叶っておりますが、ミシンも扱えますのでシャツなどは可能な範囲で修理できます。
まだ該当する方はいないと思いますが、ベルトなども直せます。
完全元通りはレザーベルト部分をすべて交換するしかありませんが部分的に継ぎ足しで直したりできますし、バックルやリベットの破損などにも修理対応できます。
ちょっとした事ですが、修繕できる構造でも商品開発しているつもりです。
どんな場合でも直るということではありませんが、可能な限りは修理対応させていただいております。
修繕ができない場合は、部分交換か新調などの選択肢となります。
無償ではありませんが、REW10が存続している限りはうちの商品は永久保証付です。
長く使っていれば時にガタもでますので、その際は遠慮なくご相談ください。
壊れるほどに日々使っていただけるほど光栄なことはありません。
使った痕跡がガッツリ刻まれたうちの商品を見ると、密かに嬉しかったりもします。
なんだかんだで気に入ってくださっている証拠に思えますから。
色々なもののお直しや、今回紹介のキーカバー製作のご依頼なども随時お受けしております。
キーカバーを鍵へ取り付けるには鍵への加工も必要になります。
まずはご連絡いただき、その後にスペアキーなどをご用意ください。
稀に取付不可の場合もございますのでご注意ください。