REW10のフレームでないと承れない、自転車屋さんでやっているような作業は受けていない。
こんなイメージがREW10にはあるかもしれません。
基本的に出来る事であればなんでもお受けしております。
REW10のフレーム改造は勿論大歓迎ですし、他社様のお持ち込みでも謹んでお受けします。
出来ない事って何?と言いますと、
一つは、他社様の完全コピー品製作です。
うちはパクリは大嫌いですし誓ってやりませんのでお受けできません。
どこまでがパクリでないかというのは過去記事に記載してますので、そちらをご参照ください。
あとは技術的に可能でコストの折り合いが付けば積極的にお受けしています。
通常の自転車屋さんがやっている業務も行ってはおりますが、必要なパーツなどはすべて取り寄せとなります。
REW10は自転車店ではなく、製作屋で鉄工所ですので、REW10の製品以外ほぼ在庫しておりません。
ちょっとでもフレームなどに加工があるようでしたら、加工を済ませている期間にパーツ手配もして加工が終わる頃には、パーツが来るようにしております。
市販のパーツを直に手に取ってご覧になりたいでしたら、周りに名店揃いですので各店へどうぞ。
少しでもREW10テイストを入れて組んでみたいとか、有難い熱意のある方はご遠慮なくお問い合わせください。
熱意は熱意でお返しします。
今回はそんなお持ち込み事例を参考程度に紹介します。
いずれも施工前の写真撮り忘れてしまって申し訳ないです。
まずは作ったところへ持ち込んだ際に断られてしまったとの事で、うちへ改造ついでにパーツも一新したいとお持ちいただいた自転車です。
REW10のフレームもそうですが、出来れば生みの親が進めるのがベストだとは思うのですが、断られてしまったとあればうちが断ればこのお客様の行き場がなくなってしまうので、謹んでお受けしています。
古いものでしたので、フレーム内部の錆取りや洗浄もしてから各部改造や組付けに入ります。
フレームがドブ付け出来る洗浄液を持っているので、自転車店ではやりにくいフレーム内部隅々の錆取りも可能です。
ただ、錆が取れるだけで劣化まで無くなって新品に戻るわけではないのでご注意ください。
今回のフレームは年月が経っていても保存状態が非常に良好だったので、かなり綺麗になりました。
錆を除去した後は強力は防錆材で内部をコーティングします。
完成車でお持ち込みいただきましたが、パーツがすべて古いので現在のパーツが付くようにエンド幅なども修正しています。
ただ適当に拡張するわけでなく、定盤にセットして精度をチェックし芯を捉えながら少しずつ拡張します。
定盤も無しに広げると芯も出ませんので、自転車店ではできない作れる環境があっての作業です。
ホイール組もご依頼いただいたのでREW10らしくメッキ無し真鍮ニップルを使ったり、真鍮座金を作って組んだり、さりげない範囲で個性も出しています。
WレバーからSTIになったり、変速段数も各段に増えたり、キャリアも新設したり、古いものでも現代で遜色ない仕様になったかと思います。
ダメ元でお持ちくださった模様でしたが、お受けするだけでも喜んでくださって光栄です。
無論お受けするだけで終わりなんて事はなく、きっちり仕上げます。
お預かりから納車まで数日のスムーズさで進み、仕上がりも気に入ってくださって嬉しかったです。
続いてはこちらです。
以前に塗り替え希望でお持ち込みいただいたMOULTONのカスタム再依頼。
今回はフレームでなくパーツの改造です。
retroshiftと Sturmey-Archerのレバーの組み合わせがどうしてもハイトが合わないとの事。
ニッチな組み合わせなのでこういった症例も致し方ないですが、旋盤加工で台座部分を削って、取り付けネジもカットし、きっちり動作するように改造出来てます。
その他シートクランプのネジもカスタムしたのですが、うっかり写真に入っておらずごめんなさい。
Z-WORKSさんが塗ってくれた塗装もロゴも綺麗でそっちに気を取られました。
今回は即日仕上げで終了です。
うちのフレームも所有してくださっているお客様なので、出来る範囲に最大で頑張りました。
この方の自転車についていたNITTO製のチタンステムとハンドル。
お祖父様から受け継いだものらしく、かなり格好良いです。
MOULTONなどの小径車の改造や修理もお受けしております。
この手の自転車は入り組んだ特殊な構造ゆえに高コストになる事が多いですが、お困りの方はご相談ください。
ステンレスモデルでも修理できます。
お持ち込みでも可能な限りお受けしています。
休みない業務をしてかなり進めたため、今後は比較的落ち着き気味傾向にあるREW10WORKSです。
大作製作のご依頼以外は早めに納車できると思います。
自転車でもそれ以外でも、自分にできそうな事でお悩みのお客様がいらっしゃれば、ぜひお声がけいただければ幸いです。