一見鉄にも見えますが、オールステンレスのステム。
ステンレスには銀ロウ付けが基本とされてます。
時にステンレスには真鍮ロウ付けは向かないだか出来ないとかも耳に入ったりしますが、この通りきちんと出来ます。
でも美味しくロウ付け出来る温度範囲がピーキー過ぎて鉄よりも難物な事は確かです。
お客様のお好みもあってあえて磨き過ぎず、鉄のローフィニッシュかのような仕上げにしました。
鉄と違って塗膜もないリアルローフィニッシュを嗜めるのは生地でいける金属の特権です。
真鍮ではよくやってますが、今回はダマスカス。
ダマスカスヘッドキャップより面積がかなり広いので杢目の雰囲気は相当なもの。
面積広いだけでなく、一つ作れば終わりのヘッドキャップと違い、片方2枚x2=4枚作らないといけないので、手間も材料費もかかります。
踏むのがもったいなくなってくるぐらいですが、固いダマスカス鋼はペダルとしても堅牢で優秀だと思います。
使い込まれた姿がぜひ見たいです。
格好良すぎて自分用にも作りたくなりましたが、お客様の製作が優先なので暇にならない限りは作れなそうです。
ここまでやった自転車なので、気になさっていたヘッドバッジもカスタムさせていただました。
REW10の自転車も愛してくださっているお客様ゆえ、相談の結果でREW10のヘッドバッジを自ら模してSURLY仕様にセルフパロディしました。
数多くカスタムをさせていただいた経緯も込め、特別にやらせていただきました。
しばしばお問い合わせいただきますが、他社様の自転車にREW10のヘッドバッジ付けたり、銘切を刻んだりは承っていないのでご注意ください。
今回でもREW10の純正そのままのバッジを付けるという事でしたらNGです。
REW10のヘッドバッジではなく、SURLY仕様のREW10セルフパロディなので承りました。
他社様の自転車をうちの名前であるかのようには出来ません。
その他、他社様の真似や模倣そのまま、強く他社様の仕様を連想させるような仕様は承っておりません。
あとは動作がきちんと確保出来て、技術面で可能な内容でしたら無制限で各種改造を承っております。
自転車のみならず、生活雑貨やその他部品、可能なものでしたらなんでもどうぞ。
市販品では満足できないカスタム愛好家のあくなき探究は続きます。
うちなどでよろしければご相談に乗りますので、なんなりとお問い合わせください。