以前乗っていた愛車兼サンプルのグラベルバイクはお客様に譲ってしまったので、他で製作キャンセル出た合間で新しいフレームをさっと作りました。
以前から持っていた中古使いまわしパーツも多数ですが、アップデートもしています。
以前のグラベルバイクに乗って色々なところに行きましたが、自分の乗り方はオンロードが9割ぐらいになる傾向でした。
輪行はあまりしない自走派の自分には関東平野は広すぎ、楽しめるオフロードは少なくディスクロードに寄せた内容です。
オンロード9割ならロードとなりますが純粋なロードだと貧脚の自分には戦闘的すぎるので、グラベルのオールラウンドっぷりを色濃く残しつつです。
グラベルと呼んでも良いですし、GRXを積んだディスクロードと言っても良いような中間的自転車になりました。
オンロードに、オフロードに、峠や色々走って、へっぽこな自分には豊富なギア比が欲しい。
ギア比を考え得る中で一番ワイドにしてます。
以前のフロントナローワイドの手掛け替え変速フロントダブル42x34Tのリア11‐42Tも相当良かったのですが、より自分に合った内容にしてます。
ロードのダブル50x34Tは重い方に寄っていて自分には不要なギアが多いので、比べて少し軽いGRXのギア構成は魅力的。
GRXでもフロントのノーマルは46X30Tか48x31Tですが、アウター46では少し足りないし、インナーは31より軽いと魅力的。
使いやすくするためチェーンリングを一枚変えて組み合わせ、48x30Tのダブルにカスタムしました。
これでダブルでもロードのトリプルに近いワイドなギア比、トリプルのミドル抜いたような感じです。
これだけでなくもっとワイドレシオにしたい。
フロントをダブルにすると通常はリアスプロケットのロー側は34Tまでしか使えませんし、42Tまで使えるキャパの広いRD-RX812はフロントシングル用でダブルだとケージが短い。
812のケージを他コンポの互換する長いものに変え、フロントダブル48x30T、リア11‐42Tを搭載。
ロードに近いぐらいのギアはオンロードで有効、グラベルの軽いギアはオフロードや勾配のきついところで有効。
このギア比が高速域も低速域も自分には無駄がなく、色々兼ね備えられた気がします。
これで行けないところは自分の力量がないだけと諦めるしかないワイドなギア比です。
フロントもリアも一枚一枚の落差は大きめだけど、自分には良い感触です。
どうせ超級山岳などはこれでも自分には小気味よく登れませんが...笑。
楽しむ幅は広がって楽しいので良しとしてます。
昨今のパーツは年々カスタムが楽しみにくくなってましたが、GRXは我がパーツカスタム熱を上げてくれました。
昔のパーツではできなかったような幅広いギア比、こういった工夫は本当に楽しいものです。
ちょっとだけ特殊ですが、上記のギア比搭載した自転車のご依頼はお客様でも可能ですので、ご希望の方はご相談ください。
こちらで見せているものは同じ事は勿論の事、内容によってはそれ以上の事も可能で各種承っております。
パーツは寄せ集めでまだ細部を追い込んでいるので全体像は後日。
乗れる状態ではあり店舗に置いてます、ご覧になりたい方は遠慮なく遊びにいらしてください。
譲った以前のと似てますが細かいところが変わって、なかなか楽しませてくれる自転車になりそうです。