GWは通常通りの営業をしております。
定休日が毎週火水木曜に変わりましたので、今回の連休は祝日でない30日と1日と2日は定休日で休業です。
という事で祝日と土日は営業しております。
この写真の自転車は長く仕様をお悩みだったお客様の一台、やっと完成です。
ベルトドライブ装備したり、前後ダイナモライト付けの内装処理だったり、シンプルながら凝った仕様です。
ベルト一式はGATESのもの、踏んだ際にゴム感などないです。
チェーンドライブと遜色ないどころかより静音かつメンテナンスの要らないのが秀逸。
このお客様もチェーンドライブには戻れないかもとおっしゃっていました。
しかしながらベルトドライブは、少々ハードルが高い部分が付いてきます。
使用できる条件としては、フィックスド、シングルフリー、内装変速で駆動が可能です。
スポーツ的に一般普及している外装変速ギアードは使用できません。
チェーンリング規格は少なく、使えるクランクはある程度限られます。
ベルトはチェーンのように切って繋げてというのが全くできないので、フレームに分割のスプリッターが必要、これを装備したフレームというのはなかなか少ないです。
ベルトとチェーンではピッチが異なるので、チェーンドライブで慣れた歯数で選ぶとギア比が合わず大変です。
歯数ではなくギア比でリングとスプロケとベルトの歯数を割り出します。
上手い事リアセンター長が合わない場合もあるので、当工房のようにパーツに合わせたフレームが作れるオーダー製作というのがここで生きます。
これら条件を満たすと、チェーンドライブよりも寿命が長く、静かで抵抗少なく、ドライブが油にまみれる事もない快適自転車ライフが待ってます。
互換問題でスポーツ的用途だとあまり用いられませんが、油注さなくても軽さが続くってのは街中使用やホビーライドにおいては相当快適だと思います。
ライトの内装処理はWOUND UPのフォークに穴を開けて通しました。
製作の時に仕込む内容と違い、社外品への施工は内部構造までは把握できない事も多く、条件などもございますが、ご理解いただければ施工もしています。
社外品はやり直しがきかないので緊張しますし、穴開けてもコード通すのも一苦労でしたが、上手い事クリアできたかと思います。
トップチューブのブレーキアウター受けの付近にコード用の内装穴を仕込んでおります。
ステンレスチューブを通わせてますので、ここはスルスルと難なく通せます。
フロントだけでなくリアへもダイナモコード引っ張りましたが、まずまずスッキリしたかと思います。
設計は街用に設計したジオメトリー、日常使いで相当快適にお使いいただけます。
塗装はろう付けの痕跡が見えるクリアローフィニッシュ。
リン酸被膜処理を塗装屋さんがかけてくれてますので、ローの中では防錆性能も高いです。
今回のように、ベルト用のフレーム製作、出来合いのフレームにベルト用スプリッターを取付カスタム、ベルト関連パーツ手配も随時お受けしています。
内装処理なども可能な限りはやらせてもらってます。
ちょっと凝った仕様をお求めの方は各種ご相談ください。